あらすじ
散歩中に出会った胸チラ人妻が、公園のベンチでフェラチオしてくれる。ヤらせてはくれないが、丹念に、そして美味しそうにムスコをバキュームフェラチオしてくれる。俺は夢見る。彼女が、いつかヤらせてくれることを――。
※約3500文字
早朝フェラチオ
日曜、早朝の公園。
ひんやりした空気。
早くしろ、と朝靄に急かされている気がした。
あたりを見渡す。
誰もいない。
ベンチに並んで座っている俺と篠崎紗奈(しのざき・さな)、そして2匹の犬以外には誰も――。
「ヤラせて?」
「ダメだよ?」
「そろそろ一回だけ」
「ダメ」
「まじでお願い、一回だけだから!」
「もう、しつこいと何もシてあげないよ?」
「ごめんなさい、もう言いません。お願いします」
「ホント好きだよねー」
紗奈はころころ笑いながら、俺の下半身に顔を寄せてジッパーを下げると、ムスコを取りだしてカプっ、と口に含んだ。
「うっ…」
柔らかくて温かい感触が亀頭に広がる。舌がネットリからみ付いてくる。からまった舌は常にうごめき、カリに吸い付いてくる。軟体動物の吸盤のように。こんな舌使いを紗奈はどうやって会得したのだろうか。
ニチャ、ジュプ、といやらしい音が漏れて、ムスコが一気に固くなる。あまりにパンパンで、紗奈の舌の動きが薄い粘膜からダイレクトに伝わってくる。
全身がしびれるような快感に身をゆだねながら、俺はもう1度頼んでみた。「やっぱ……どうしても、ダメ?」
紗奈が口を離した。「だからダメだよ? 人妻だし、旦那に悪いし、子どもできちゃったら取り返しつかないもん」
「だよね」
「だよ」
レロ――紗奈は俺の希望をあっさり打ち砕きながら、裏筋を舐め上げた。
「うぐっ…」
腰から尻にかけてビリビリした。
人妻の胸チラDカップ
紗奈と出会ったのはこの公園だ。
犬の散歩をしている時だった。
俺をすっかり邪魔者扱いするようになった嫁と、年頃を迎えた2人の娘がいる自宅は常に居心地が悪く、心の支えは愛犬のミニチュアダックスフンドだけだった。
愛犬の散歩は毎朝欠かさなかった。愛犬にストレスがかかり、早死にされたら俺は生きていけない。
散歩中、必ずスレ違う女性がいた。
それが紗奈だった。
彼女も犬を連れていた。いつもラフな格好だったが、背筋をピンと伸ばし、歩く姿形が美しかった。肩までの髪がふわふわ揺れていた。ツン、と突き出たバストが、ぷりぷりのヒップが、実に魅力的だった。30前後だと思われた。
ある朝、勇気を出して「おはようござます」と声をかけてみた。
彼女は立ち止まると同時に顔をトロけさせ、
「かわいいワンちゃ~ん♪」俺の愛犬に駆け寄ってきたのだった。「ずっと気になってたんですよ♪」
しゃがんで犬の頭をくしゃくしゃになでる彼女。俺の愛犬は千切れんばかりに尻尾を振り、彼女の顔をベロベロに舐め回した。俺も犬になりたいと思った。
淡いグレーのニット。Vネックの胸元が大きく開いていた。
胸チラ。チラどころかぱっくり。
柔らかそうな白い丘だ。彼女が動くたびにそれは揺れたり、たわんだりする。白いブラと肌の境界線が妙に艶めかしくてクラクラした。目算でFカップくらいだった。思わず絞り上げたくなる乳だった。
「名前、何ですか?」
彼女が俺を見上げてきたので、慌てて胸元から目をそらした。
「勇二です」
聞かれたのは犬の名前なのに、自分の名前を答えてしまった。彼女は笑った。恥ずかしかった。
「私の名前は篠崎です。篠崎紗奈。ところでワンちゃんの名前は?」
「サクラです」
「サクラちゃん! 美人さんでちゅねー!」
しかしサクラが実はオスであることに、彼女はすぐに気がついた。
「あら、おちんちん? 紛らわしい名前だなぁ」
あけすけな彼女の言い草にドキリとした。
「俺もオスですけどね」
思わず飛ばしたオヤジギャグにも紗奈は引かなかった。
胸チラのせいで元気になりかけていた俺のムスコを一瞥し、「それ、聞いてないから」と笑った。
それから俺と紗奈は毎朝、時間が許せばベンチに座っておしゃべりをするようになった。
犬好きに悪い人はいない、という思いが彼女の警戒心を速攻で溶かした。
紗奈は人妻だった。
旦那は忙しい人で、しょっちゅう家を空けていること。犬が寂しさを埋めてくれること。今日の朝食が目玉焼きだったこと。などなど。彼女はおしゃべり好きのようで、身振り手振りで俺に語ってくれた。朝日を浴びた笑顔がまぶしかった。
彼女の話の合間に俺はちょくちょく下ネタ、あるいはオヤジギャグを挟んだ。やっぱり彼女は笑ってくれるので、調子づいた俺はどさくさに紛れて言ってみた。
「セックスします?」
「え、しないよ?」
「ちょっとだけ」
「ちょっとって?」
「おちんちん、触ってくれませんか?」
「えー、旦那いるのに」
「軽く軽く! サクラもきっと喜ぶ!」
「犬だし。関係ないし」
「犬の尻尾だと思って!」
紗奈は笑い、「強引だな」と言いながらムスコを握ってくれたのだった。胸が躍った。大きな一歩を乗り越えた瞬間は、いくつになってもたまらない。
結局その日、紗奈はフェラチオまでしてくれた。こうして俺と人妻の彼女は早朝のフェラチオ友達になった。
コメント