あらすじ
再婚した夫が今日も帰ってこない。きっと、スナックで出会った若い女のところに。だから寂しくて夫の連れ子と……義母として、こんなのイケナイって分かってるけど、でも彼が、今夜も優しくしてくれるから……
※約3500文字
義母の誘惑
「ヒロくん。わたしのココ、なぞって……」
気がつけば、そんなことを口走っていた。
「け、けど……」
「ヒロ君のお父さんが悪いのよ。きっと今夜もあの女のところ。どうしてあんな浮気性、好きになっちゃったのかな……」
私は正面に座るヒロくんの腕を取り、自らの下半身に導いた。彼の手がパンティーの上から蜜口に触れる。それだけで身体の芯が熱くなる。女のトロみがあふれ出すのが分かる。
「なぞって……」私はもう1度言った。
「でも、小百合さん…アナタは僕の父の再婚相手だ。こんなこと許されるはずがないよ…」
「息子なら責任取って。私を寂しい女にしないで」
分かっている。ヒロ君に罪はない。彼の優しさにつけ込んでいる。罪なのは私の方だ。それでもどうしても、誰かに優しくされたかった。寂しい身体を温めて欲しかった。
カーテンの隙間から差し込む月の光が明るすぎるせいかもしれない。一緒に空を見上げたい男は今、スナックで出会った若い女のところにいる。
それで1人で苦いお酒をすすっていたら、夫の息子のヒロ君が私を慰めようとお酒に付き合ってくれたのだった。
そんな優しいヒロ君の戸惑う手を、私はさらに強く蜜口に押し当てた。
「んんっ…」
声が漏れる。我ながら色っぽい声だ。だから早く、早く、動かして欲しい。
「私じゃダメ、かな…40をとっくに過ぎた女に魅力なんて感じないよね。ヒロ君若いもんね……」
「そ、そんなことない! 小百合さんはとっても魅力的だ!」
「なら少しでいいの…私のココをなぞって、はしたなく濡れてるのを確かめて……」
気が急いて、腰がもぞもぞ動いてしまう。本当にはしたないと思う。でもそんな私の腰つきに触発されたのか、ヒロ君はパンティーの上から指で、遠慮がちに裂け目をなぞった。
「はぁんっ!」
しびれるような快感。心がもっともっとと叫んでいる。
「お願い、強くして。もっと強くこすって……」
ヒロ君は生唾を飲み込むと裂け目に指を押し込み、強く動かし始めた。
「アンっ、上手よ、上手。もっと強くしても、いいのよ…」
クチュクチュ、という感触と共にヒロ君の指が動く。濡れたパンティーの生地が食い込んで、ビラビラをこする。でも、ヒロ君は正面からだと動かしにくそうだ。
もっと自由に激しくして欲しい私は、彼の首に腕を回し、そのまま後ろに倒れ込んだ。
仰向けの私にヒロくんが覆い被さるような格好になる。
近所のスーパーで買った淡いブルーのワンピースという部屋着を私は着ていた。ブラジャーは付けていなかった。
私はさらにヒロ君を引きつけ、オッパイを彼の顔に押しつけた。
「ねえ、私の乳首、立ってる?」
「小百合さん、俺……」
「確かめてくれないの?」
「でも、俺っ……」
苦しそうな声。罪悪感と欲望のせめぎ合い。こういう男の葛藤を、私はたまらなく可愛いと思う。
そしてもう少しだと察知する。もう少しで、ヒロ君の理性は決壊する。ここまで来て踏みとどまれた男を、私は知らない。
「服の上から口に含んでみて。どのくらい固くなってるか、知りたいの……」
「うぅっ……」
ヒロ君はうめきながら、私の左側の乳首をそっと口に含んだ。
「アンっ!」
身体に電流が走る。
ビンゴ。私は左側の方が弱い。
ヒロ君がワンピース越しに乳首を吸い上げた。最初は弱々しく、しかし段々吸引力が増してくる。ヒロ君の唾液で安物の布が濡れて乳首に張り付いた頃、ヒロ君は乳首から離れて雄叫びを上げた。
「ああっ、うぁ、うわぁぁぁっ!」
ヒロ君はケモノになった。
荒々しくワンピースをたくし上げ、私をパンティーのだけの心細い姿にひん剥いてからオッパイにむしゃぶりついてきた。
若い頃と比べて少し伸びてしまった私の乳首を吸い上げ、めちゃくちゃに舌を這わせ、舐め上げ、甘噛みした。
「んっ、あぁっ、すごい、いいわ、もっともっとよ。アンッ!」
「小百合さん! 小百合さん! ああ、俺!」
ヒロ君の手はすぐに私の下半身に伸びた。
躊躇なくパンティーの中に差し入れた指で、さっき中途半端にされた裂け目をなぞる。強くなぞる。
どんなに荒々しくされても、受け入れ準備が整った裂け目は悦びで震えるばかりだ。後から後から粘度の高い汁があふれてきて、ヒロ君の指を包み込み、もっと奥にある快楽へと誘う。
やがて――。
ヒロ君の指が進撃を開始する。アッという間の出来事だ。蜜口はヒロ君の指の付け根まで飲み込んでしまった。
でも、足りない。物足りない。遠慮しないで。乳首が伸びてしまったように、ソコも若い頃に比べて伸縮性が増しているの。
「ヒロ君、んっ、うんっ! お願い、もっとよ! めちゃくちゃにして欲しいのっ!」
膣への圧迫感が急激に増した。2本――ううん、違う。指は恐らく3本に増えている。それぞれ異なる動きで指たちは私をかき回す。Gスポットもあっさり探り当てられた。
「あっ、アァァっ! ソコ、いいわぁっ!」
思わずヒロ君にしがみついた。ぎゅっと、強く。それでヒロ君の指の動きが抑制される。指でイキたくない、そろそろ欲しい、という合図でもあった。
ヒロ君の耳に息を吹きかけ、耳たぶを噛み、たっぷりの唾液を乗せた舌で耳の穴を舐め回した。
「うぐっ、く……小百合さん、俺……っ!」
男と女の最終段階へと達しかけているのに、ヒロ君にまた罪悪感がよみがえったようだ。でも、ここまで身体を熱くしておいて、放り出されたらたまらない。
だから私はヒロ君の淫棒を握った。そしてさすった。
混ざり合う体液
「あっ、小百合さん! ソコ…!」
「ふふ。声出しちゃって、可愛いのね」
スウェットの上からヒロ君を何度もなぞった。夫のモノより一回り大きくて、氷のように固かった。段差がたくましかった。
早くこれにかき回されたい。奥深くまで突かれ、こねくり回され、我を忘れるほど夢中になりたい。寂しさを吹き飛ばされたい。
私はヒロ君のスウェットから淫棒を取りだして、手の平で直接なぞった。裏の筋を重点的にこすったら、とうとう我慢できなくなったヒロ君は、
「小百合さん、もう無理だ!」
そう言って蜜口にあてがってきた。
もうすぐ夫の息子と繋がる、そう思うとさすがに罪悪感が芽生えたけれど、悪いのは夫。寂しくて死にそうな夜に相手なんか選べない。
「2人だけの秘密よ。深く埋めて、お父さんのこと、忘れさせて……」
「小百合さんっ!」
ケモノがきた。
私のヒダをかきわけ、ヒロ君が淫棒を突き刺してきた。
「ハァンッ!」
正常位。
若さにつらぬかれた私の身体はのけぞった。浮いた腰をヒロ君がつかみ、めちゃくちゃに腰を動かしてくる。
固さに押し広げられる膣。圧迫感で息が止まりそうになる。夫では届かない最深部にヒロ君の淫棒は簡単に届いてしまう。快感が電流となって身体中をかけめぐる。
「小百合さん! あぁ、すげー! やべえ!」
「きてきてきて! もっとキテぇっ!」
足をヒロ君の腰に絡めて、ぐいっと引き寄せた。ヒロ君の動きは猛々しさを増す。突きながら乳房を破けそうなくらい強くつかむ。
ああ、夫の息子はこんなにイイ。彼の淫棒が奥に届くたびに、頭の中にまで重低音が響いてくるようだった。
私とヒロ君から湧き出る汗やイヤラシイ体液が混ざり合う。このまま心も身体も溶け合って、夫のことを忘れてしまいたかった。
でも、ついにその時がやってきてしまう。
「はぁ――はぁ――小百合さんっ、イクっ、俺、ああっ! イクぅぅぅっ!」
「いやっ、ダメよ! まだダメぇ!」
懇願したのに、ヒロ君は動きを止めなかった。それどころか渾身の一撃で私の秘肉をえぐった。
内蔵がぎゅんっ、と苛烈に収縮し、私はイった。
「いやぁッ! アァァッーー!」
頭が真っ白になり意識が飛びかけた瞬間、ヒロ君はビクン、と身体を震わせた。
「うおぉぉおぉおおっ!」
決壊。
だくだくだく、とヒロ君の汁が流れ込んでくるのが分かる。私はコントロールを失った身体でそれを受け止める。
熱い。ひたすら熱い。寂しい身体を温めるには、このくらい熱い方がいい。
だくだくだくだく――。
やがてヒロ君の放出が終わる。
私はヒロ君がさっさと離れてしまわないように、まだ身体中に残る圧倒的快感を引きずりながら彼を抱きしめた。
「しばらくこうしていてくれる?」
そう聞いたら、彼は小さくうなずいてくれた。せめて夜が明けるまで。空が白み始めるまで。
私は急に口づけが欲しくなり、ヒロ君の唇を貪った。(おわり)
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