芽衣の敏感すぎる体
「わーオジサンの匂い…」
芽衣は俺の首筋に鼻先を当て、クンクン嗅いだ。それでもう、たまらない気持ちになって、彼女の顔を上げさせ、引き寄せ、唇を重ねた。
芽衣は火が着いたみたいに、いきなり激しくなった。柔らかい唇が俺の唇でつぶれ、その舌は俺の口内をさまよい、俺の舌を吸い上げ、ねっとり絡まった。
「んっ、ふひ…んん…ふひ…」
好き、と言ってくれているようだ。
若い女の子に、こんなに激しく求められることがあるなんて考えたこともなかった。殴られ傷ついた自尊心が急速に回復していった。
気が急いてあまりスムーズにはいかなかったが、芽衣と体勢を入れ替えた。今まで俺の上にいた芽衣を仰向けにさせ、その上に俺が乗った。
ピンクのパーカーから盛り上がった、たわわな2つのふくらみが目に飛び込んできた。高校生だった頃の芽衣が頭をよぎった。こんなに大きくはなかったのに、いつの間にか男を狂わすサイズにまで成長していた。
「大きくなったな」
「えっち」
おっぱいが、という意味ではなく、単純にその成長に目を細めたのだが勘違いされた。
「いや、そういう意味じゃなくて……」
「そういう意味でいいよ。触って」
カッと頭に血が上る。
芽衣のFカップはありそうなふくらみを鷲づかみしたら、ぐにゅ、と柔らかく手の中で柔らかい肉が形を変えた。
「あんっ、オジサン…」
「ご、ごめん。痛かったか?」
「私のこと大人の女として見てくれる? オジサンにとって魅力ある?」
「あるよ! あるに決まってるじゃないか!」
「嬉しい……」
パーカーのジッパーを降ろした。白のTシャツから黒いぽっちが透けて見えた。ブラジャーを着けていなかったのか。どうりで柔らかすぎると思った。
Tシャツの上からぽっちをつまんだら、
「はぁぅっ!」
芽衣の体がはじけた。
眉を寄せ、切ない表情を浮かべる芽衣を壊したい、と思った。俺の手で壊したい。まだ誰も刻んだことのない傷を、俺の手で彼女に刻みたい。
Tシャツを乱暴にたくし上げ、剥ぎ取った。ふるふると揺れながら、2つの透き通るように白い山が現われた。鎖骨が美しい曲線を描いていた。腋のくぼみも妖艶だった。うっすら汗がにじんでいた。
芽衣を壊す前に俺が壊れた。
おっぱいにむしゃぶりつき、乳首を強く吸った。
「あんっ、アッ、オジサン…!」
鎖骨に舌を這わせ、腋のくぼみをグリグリと舐めた。甘さの中にある塩っ気を舌先に感じた。
「やっ、ソコ、くすぐったい…ハァンッ!」
芽衣の体は敏感すぎるほど敏感だった。
乳首を、鎖骨を、腋を、首筋を、耳を、唇を舐めるたびにビクビクと震え、整った目鼻立ちがゆがんだ。
「ず、るい…あっ、オジサン、ばっかり……」
俺の動きを抑えるように、芽衣は俺の頭を抱きかかえた。それが攻守交代の合図だった。
服を脱ぐよう言われ、腹のたるみが恥ずかしかったが全裸になった。芽衣も恥ずかしそうにモジモジしながら、最後の布きれを自ら脱いで全裸になった。
再び俺が仰向けになった。
オジサンの好きにしていいよ
芽衣の舌が俺の体を這い回る。
「オジサンの匂い…オジサンの味……」
そんなことをつぶやきながら。
俺の行動を真似るように、首筋を舐め、鎖骨を舐め、腋に鼻を埋めた。腋毛に芽衣の舌が絡まる感触が何とも言えなかった。
芽衣の舌はやがて、腋毛から抜け出てきて、俺の胸の周辺を這った。周回しながら、次第に俺の乳首に近づいてくる。
ゾクゾクした。
俺はその時を今か今かと待ちわびた。
時々腹に当たるおっぱいとその尖端の固い感触が悩ましかった。
しかしなかなか、芽衣の舌は乳首に到達しない。焦らしか。処女のクセに生意気だ、と思った瞬間にイチモツを握られた。
「んがっ!」思わず声が出た。
「ふふ。声出しちゃってかわいい…」
アラフィフ男がかわいいものか!
抗議の視線を向けたら、芽衣はイタズラっぽい笑みを浮かべた。
イチモツの張り出した部分を芽衣が指の腹でこする。指先で裏の筋をカリカリと引っ掻く。
「うぅ、ぐぅ…」
うめき声を漏らしたら、唐突に乳首を吸われた。
「はうぅ、あぁ……」
「オジサン、えっちの時、声出すひとなんだ」
芽衣は笑ってから、イチモツをこすり、乳首を舐めた。そして吸った。
結局翻弄されている。
芽衣を壊すつもりが、俺が壊されていく。
女には絶対に勝てない。
理性なんてモノはすでに跡形も残っていない。
愛している。
親友の娘である女の子を、庇護対象であったはずの女の子を、俺は光の速度で愛し始めている。
「欲しい…芽衣が欲しい……挿れたい…もう、我慢できない……」
我ながら情けない声で懇願していた。
「オジサンの好きにしていいよ。さっきもそう言ったのに……」
嬉しそうに微笑む芽衣を、俺は再び仰向けにさせた。
彼女の純白
たっぷり濡れていた芽衣の中心を、キチキチにふくれ上がったイチモツでつらぬいた。
さすがの処女だ。
キツく、俺を締め上げてくる。
「痛い、よな? ごめんな」
「謝らない…で。くっ…嬉しいの、私…やっとオジサンと1つになれて……」
正常位だから芽衣の表情が良く見える。悦楽にはまだまだ届かない、苦痛の表情でそんなことを言ってくれる。
猛烈に込み上げてくる愛おしさを伝える術が見つからない。どんな言葉も口に出したら安っぽくなってしまうと思った。
欲望をぶつけることしか俺にはできなかった。少しでも穴が広がった方がいいと思い、足首をつかんで足をひろげた。
ズッ、ズプ、ヌチュ――。
ゆっくりイチモツを動かす。膣を掻き分け、奥の奥まで埋めていく。
「あっ、アン、んぐっ…」
ぎゅっと目をつぶり、苦痛に耐える芽衣。胸が痛んだが、こればかりは仕方がない。遅かれ早かれ、いずれ誰かがつらぬく穴なのだ。
それが自分のモノであったことの幸福を噛みしめながら、俺はより奥深いところを目指した。
根元までガッツリ埋まった時、芽衣の体が激しく反り返った。
「アッ、ンアッ!」
おっぱいが波打ち、震えた。乳首の先まで震えた。そして膣にうねりが生じた。
うねりは狭い膣内にあるイチモツを覆い尽くした。
「あっ、うぐっ…」
芽衣の全身が強い収縮を繰り返している。
女体に備わる自然な生殖活動なのだろう。収縮は絞り上げながら、イチモツを自身の奥まで運ぼうとする。狭い分、その動きがダイレクトに伝わってきた。
芽衣の処女を手に入れた達成感もあり、正直もうイキそうだった。
しかし、貴重な時間をもっと堪能したくなるのが男心。
俺はイってしまわないように、慎重に腰を動かした。
「あっ、オジサン…んっ、ハァっ、嬉しい…オジサンが、私の中に入って…アッ…来てる…」
かわいい声も、健気な言葉も、俺の欲情を駆り立てるのを手伝った。優しく優しく、と思うものの、体だけが別人のように勝手に動く。
ズシュ、ズシュ、ズンッ、ズブ――。
迫り上がってきた。
爆発的な快感の予兆が、下腹部から体中に広がる。
腰が早くなる。
「ハァンッ、やっ! アッ、アアッ!」
芽衣が洗い立てのシーツをぎゅっと握る。のけ反る首の白さ。細さ。シャープなアゴ。頬が上気している。耳も赤くなっている。
「芽衣、そろそろ……」
ささやいた瞬間にまた来た。
鼻先を泳ぐ、若い女の子の匂い。甘い部屋の匂い。しかし今度は、生々しい肉と体液の匂いが混ざっていた。
「芽衣ぃぃっ! ぬあぁぁっ!」
「オジサン、ちょうだいっ! 芽衣にいっぱいちょうだいっ!」
芽衣の腰に手を当てた。
芽衣がその手を握り返してきた。
その瞬間、迫り上がってきていた予兆が爆発して、俺の中から勢い良く飛び出し始めた。
だくだくだくだく――。
俺の白さが、芽衣の純白に流れ込んでいく。
「あんっ、オジサン! ああっ…!」
芽衣は体を震わせ、膣をうごめかせ、俺の白い欲望を絞り取り続けた。
その後、2度交わり終えたら、東の空が白み始めた。
合計3度達しても性欲が尽きなかった。
やっぱり俺は壊されてしまった。
俺の腕枕で穏やかな寝息を立てている親友の娘に。
農業を営んでいる親友の陽に焼けた笑顔が思い浮かんだ。笑うとクシャ、とシワだらけになる人の良い笑顔。
胸がチクリと痛んだが、後悔はなかった。この先、俺と芽衣がどうなるかは分からないが、俺は彼女の真っ直ぐな気持ちを全身全霊で受け止めようと思っている。
「オジサン……好き…」
寝言にしてはハッキリした口調だった。
目を覚ましたのかもしれないな、と思いながら部屋の中を見渡した。甘い匂いの原因を探ろうと思ったからだが、それが何なのか、結局よく分からなかった。(おわり)
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