あらすじ
俺が雇われ店長をしているスーパー。そこでバイトをしてくれているJKの安西美月はなぜか、非モテの典型である俺を好きでいてくれる。今日も彼女は閉店後の店にやってきて、俺のたまりにたまった疲れを癒してくれる。その白くて細い指を使った手コキで……。
※約2400文字
閉店後のJK手こき
顔にも頭脳にも運動神経にも、全く自信はない。
幼稚園の頃からカーストの底辺をさまよい続けてきたし、年を食ってもその状況はさほど変わらない。
おまけに腹も出てきた。髪だってずいぶん薄くなってきた。
誰が見ても非モテの典型的なおっさんだ。
それなのに、俺が雇われ店長をしているスーパーのアルバイトである彼女――安西美月は、なぜか俺を気に入ってくれていた。
今日もひとり、閉店後の作業(明日の予約を確認したり食材の在庫を確認したり)をしていると、裏口のドアを叩く音がした。
彼女だ!
喜々としてドアを開けたら、美月はするりと店内に入ってきた。制服のスカートを軽やかにひるがえしながら。
「おつかれ、店長」
「今日はクレームがあってね。大変だったんだ」
さっそく俺が落ち込んでみせると、
「よしよし、かわいそうに」
美月はポンポンと頭を叩いてくれた。
次いで首に腕を回し、そのまま抱き寄せてくれる。主張しすぎない胸に俺の顔が埋まる。
いい匂いがした。
店長が好きな香りがする女でいたいの。と、彼女が言ったから、彼女の誕生日にプレゼントしたモノだ。俺と会う時は、いつもつけてきてくれる。
「どうする?」俺を抱き寄せながら美月は言った。「口でする?」
耳元でささやかれ、カワイイ声が脳天まで響いた。ゾクゾクした。
「うん……いや、今日は手がいい」
リクエストすると彼女は微笑み、
「おっけーです」コクリとうなずいた。
手、とはつまり手コキのことだ。
雇われ店長の日々は忙しい。
今日で6連勤目だ。明日も朝早くから仕事だ。
正直ヘロヘロだった。
オナニーする元気もない。だから、美月が代わりにシゴいてくれる。
手段は手か口だ。まだヤラせてはくれない。でも、美月の白く細い指でしごかれるのは好きだった。
手コキで夢精のような心地よさ
俺はイスに座った。ちっぽけな自尊心を支えてくれる店長のイスだ。彼女はヒザを床について俺の股間に顔を寄せた。
「今日もたっぷり汗かいたかな?」
「うん」俺はうなずく。「納品もいっぱいあったし、パートさんがふたりも欠勤したから。ずっと走り回ってた」
「アリよりのアリだね」
美月は上目遣いのアヒル口になり、俺の顔を見ながらベルトを外し、スラックスをブリーフごとゆっくり降ろした。
「うわ、今日も香ばしい」
彼女は俺の下着の中の汗臭さが好きだと言う。正直、変態なんじゃないかと思う。もちろん本人には言わないが。大人は思っていることの全てを口にしたりしない。
俺は机の引き出しを開け、ローションを取りだして彼女に渡した。
美月はフタを開けて手の平に取ると、両手で揉んで広げた。
ローションの量は控えめだ。
ニュルニュル滑りすぎるより、摩擦は大きめの方が好みだ。美月の手の平がニチャニチャ音を立てる。それだけで胸が躍る。
「ちょっとヒヤっとするよ」
言いながら、美月は両手で俺の太いイチモツを包み込んだ。
彼女の体温が移りかけている状態なので、確かにまだヒンヤリする。だけどそれがいい。
疲れた体にしん、と染みてくる。
美月はローションをイチモツ全体に塗りつけ、手コキを始めた。力を入れたり、弱めたりしながらシゴく。
「うっ、うう……」
たまらず声が出てしまった。
「フフ、かーわい♪」
俺を子ども扱いしながら、シゴきは続く。時には裏筋を指の腹で早めにこすったり、亀頭の表面を手の平でこねくり回したり、単調にならないよう変化を加えながら。
エラにひっかかる手の平の快感が体の真ん中をつらぬき続ける。ところが疲労のピークでまぶたは重くなる。
ローションも俺と美月の体温で、すっかりいい感じに温かい。
「どう? 気持ちいい?」
美月が小首を傾げる様子が、ぼやける視界に映った。
「ああ、最高だよ」
ついに目を閉じる。感覚が耳と下半身に集中した。
ニチャニチャ、ヌチャ、クチャクチャ……。
ねばつくローションの音。
シゴき続ける美月の柔らかい手。
不思議な感覚だった。
頭はもうろうとしているのに、快感だけは継続的に俺の体を襲う。
夢の中でシゴかれているような感覚。
「あれ、ちょっと柔らかくなってきちゃったよ?」
美月の声が遠くに聞こえた。
「そのまま……続けて……」
そう答えるのが精一杯だった。
ついに大放出
俺のお願いにいつも忠実な美月。
再び固くさせようと、懸命に手を動かしているのが分かる。
ニッチャ、ヌチュ、ジュプ……。
あまりの心地よさに、俺は完全に落ちかけた。しかしその瞬間――。
美月が亀頭を強く握り、激しい快感が下腹部から迫り上がってきた。尿道の先に息を吹きかけられた。エラに彼女の爪がひっかかった。
「あ、ごめっ。痛くなかった?」
「ちょ、ちょっと……」
チクリとした刺激の後に大きな波が俺を飲み込んだ。
ああ、やばい!
声にならない叫びの直後、下腹部が爆発した。
びゃぐびゃぐびゃぐ。
精液がすごい勢いで尿道を伝う。
「ちょ、出過ぎ!」美月が驚きの声を上げる。
ひどい快感だった。
柔らかい状態での射精は初めてだった。それがこんなに気持ちいいとは。
やがて快感は引き潮のように引き、著しい睡魔だけが残った。
今日はこのまま店に泊まろう。
イチモツを放り出したまま眠るわけにはいかないが、きっと美月が何とか始末をつけてくれるはずだ。キレイにローションも拭き取ってくれるだろう。
彼女はいつも、かいがいしい。
心地よい眠り
「店長、今、寝袋持ってきてあげるね」
美月の可愛らしい声を聞きながら俺は深い眠りの中へと落ちていった。やっぱり自分の手じゃない方が百倍気持ちいい、と思いながら。次はオナホを使ってみて欲しいな、と思いながら――。(おわり)
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