涼子さんの乳房をついに揉む!
「王様だーれだ!」
1度、詩織さんの命令で、俺と長野がお互いの背中をさすりながらのディープキスという憂き目に合ったが、その後の何度目かのターンで、長野が下した命令は、バックハグから乳房を10秒間揉む、というものだった。
神に感謝の踊りを捧げたい気分だった。
俺だ。俺が揉むことになったのだ。涼子さんの乳房を!
「えーヤダヤダどうしようー!」
涼子さんは地団駄を踏んだ。でも笑顔でいっぱいだった。
そもそも詩織さんが俺たちに下した命令自体、一線を越えたモノだった。
つまり彼女たちは公認を出したのだ。無意識だろうが、エッチなことをしてもいい、という公認を。
俺は涼子さんの背中にぴったり体を寄せた。
「きゃ~きゃ~」と涼子さんはくすぐったがった。
「いくよ?」俺は言った。
「ホントに?」涼子さんは首をすくめた。
破裂しそうな鼓動をどうにか飲込み、俺は涼子さんの腋の下から彼女の前に手を回した。そして、ゆっくりと乳房をつかんだ。
「ひゃーくすぐったいよぉ~!」
なおも地団駄を踏む涼子さんだったが、そのせいでつかんだ乳房が揺れた。揺れは当然、俺の手に伝わった。肉感あふれる素晴らしい揺れだった。たぷたぷ、と揺れるたびに指が乳房に食い込んだ。
「4、5、6……あれ、6の次は何だっけ?」
長野のやけにゆっくりしたカウントダウンと、クソわざとらしいボケ。
「え、ないない! ありえない! ずるいよぉ!」
涼子さんの抗議。
「涼子さんピーンチ!」
詩織さんの呑気で楽しそうな笑い声。
ああ、まじ至福。
何もかもが満ち足りた時間の中で、俺は涼子さんのスイッチを探していた。女性がソレをつままれると、電気が走ってはじけてしまうスイッチだ。起爆装置と言ってもいいだろう。
カウント9で、俺はついにそれを探り当てた。グミのような大きさと感触のソレをつまむと、
「あっ!」
涼子さんの体がビクリと震えた。
カンザスのドラムみたいに、場の空気を変えてしまう涼子さんの声と反応だった。
ついに王様ゲームはなし崩しになった。
詩織さんのフェラチオ
詩織さんが長野にフェラチオしている。長野が下半身裸で立っていて、詩織さんが下着姿で、床に両膝をついて。
詩織さんが下着姿なのはそれまでの王様ゲームの流れだった。
頭を前後させるたびに、彼女のセミロングがさらさらと揺れた。そして、ジュプ、ジュポ、という水音と空気音が室内に充満した。
フェラチオは俺の命令だったが、設けた10秒間という時間制限はもはや機能していない。俺も涼子さんもカウントダウンなんてしていなかった。
なぜなら、俺と涼子さんはお互いの唇と舌を貪り合っていたからだ。
詩織さんが長野をくわえ始めた時、俺と涼子さんは床に座っていた。俺は彼女の肩を抱き寄せた。涼子さんは俺の肩に頭をあずけてきた。
「いい?」と聞いたら、彼女は何も言わずにコクンとうなずいた。
涼子さんの舌は俺の口内でよく動いた。上下の歯茎と、舌の裏側まで舐められた。当然俺も舐め返した。舌も吸った。ジュル、と音が漏れた。
涼子さんの舌と唇をめちゃくちゃに、かつランダムに吸いながら乳房を揉んだ。グミの場所を探り当てるのは簡単だった。さっきすでに見つけていたからだ。
服の上から、ブラジャーの中に指を差し入れ、グミをつまんだりはじいたりするたびに、涼子さんはビクビクと体を震わせた。
震えながら、チノパンの上から俺の怒張をさする。けっこう強くさする。彼女の指がカリカリとエラをこする。俺の欲望を焚きつけるように。
俺はそのまま、涼子さんを床に倒して、ユ○クロだかイ○ンだかをたくし上げて上半身を裸に剥いた。
ぱるん、と現われた乳房はブラジャーに覆われていたが、片方は俺がまさぐったせいでグミがコンニチハをしていた。違うか。コンバンワか。いや、どっちでもいい。涼子さんのグミはピンクがかっていて、とても美味そうだった。
ええい、めんどくさい。ストレートにハミ乳首だ。このエロさを世に訴えたい。たまらず俺はむしゃぶりついた。
「あっ、んっ…」
甘く切ない涼子さんの声が脳天を直撃した。だからブラごと強く吸い上げてしまった。
「ハアッ、ダメっ!」
ダメなのは、ダメになっているのはどう考えても俺の方だ。
この乳首、旦那さんにどれだけ吸われてきたんだろう、と考えたら余計に興奮してしまい、速攻で彼女の下半身に手を伸ばした。
ショーツまでユ○クロかどうかは分からないが、すでに女の中心はトロトロだった。中指でかき回すと、
「あっ、アンッ、はぁ、そこ、いやっ、んんっ!」
涼子さんは会社では決して見せることのないムキダシで身悶えた。
チラリと視線を投げると、詩織さんもすっかりムキダシだった。涼子さんに夢中で気づかなかったが、すでにフェラチオは終わっていて、長野に組み敷かれている。
乳房を思いっきり吸われ、揉まれ、その体をクネらせている。
「涼子さん、見て」と促した。涼子さんはそんな俺の視線を追った。そして詩織さんと長野の交わりを見ただけで、
「はぁんっ、やっ…! 詩織ちゃんやばい……」
切ない悲鳴を上げ、粘度の高い女の汁をより一層あふれさせたのだった。それはあまりにトロトロで、俺の高ぶりを頂点まで引っ張り上げた。
涼子さんが身に付けている全ての心細い布を乱暴に剥ぎ取る。白く、細い体が露わになる。
大きくて丸いお尻。腰のくびれ。豊かな乳房。メンテナンスがしっかり施された、本来なら旦那だけの体。
それが今、俺の前に仰向けで開かれている幸運。
乳房を心ゆくまで揉み、指の間からこぼれる肉感を堪能した。乳首を吸いながら手マンをした。粘度の高い体液が指に絡み付く。体液の奥にあるコリ、とふくれたクリトリスを柔らかくこする。端正な顔が歪む。切ない悲鳴が上がる。
「詩織さんに聞こえちゃうよ」
「やだ……んっ」
指を噛んで声を抑えようとする涼子さん。それでも漏れ出てしまうあえぎ声が、俺の欲情をさらに駆り立てる。
パンパンになった肉棒が、早く埋まりたくてギチギチときしんでいた。
涼子さんの足を広げる。ぱっくり開いた赤い肉の裂け目。縮れ毛までトロみで濡れそぼっていて、あまりに淫靡だった。
ヒクヒクと息づく赤い裂け目が、早く入れて欲しいとせがんでいるようだ。
俺は肉棒の先をトロみに押しつけた。それだけでちょっとヤバかった。
深呼吸して心を落ち着かせていたら涼子さんと目があった。「何してるの?」と非難されているようだった。
俺は曖昧に笑い、すぐに達してしまわないよう気を配りながら、ゆっくりと彼女の中に埋めていった。
「んっ、アッ、あぁっ!」
涼子さんの体が大きくのけぞるのと同時に、詩織さんの嬌声が聞こえてきた。
彼女は四つん這いになっていた。長野にバックから突かれていた。肉と肉がぶつかり合う音が聞こえてくる。
もちろんこんな状況は初めてだ。他人のセックスを見ながらするセックス。何なんだこのエロさは!
興奮しすぎて卒倒しそうだった。もう腰が勝手に動いてしまう。涼子さんのヒダを掻き分け、膣を押し広げ、深く深く侵入する肉棒――。
「ひゃっ、アァッ! そこ、深いぃ!」
突くたびに、涼子さんのムキダシに拍車がかかる。イメージから外れた下品なことを口走る。
「もっと、あっ、やっばいっ! あぁ! もっとちょうだい、奥にぃ! ヤァっ!」
俺は涼子さんのリクエストに応えるべく、細い腰をつかんでグリグリ奥まで押し込んだ。
「イヤァァァッ! 当たってるぅぅぅ! そこそこ! ハァンっ!」
涼子さんの声に反応したのか、詩織さんの声も大きくなっていく。長野の腰も速度を上げる。
4人でドライブし合う俺たちは、もはや人ではなくなった。汗と体液でグチャグチャになった肉のカタマリだ。どんなに清楚な人妻だって、一皮剥けば欲望だけをまとった肉のカタマリになるのだ!
俺はもっともっと奥まで達したくて、涼子さんをつらぬき続けた。腰ににぶい痛みを覚えたが止まらなかった。
涼子さんの体はガクガクと震えている。目が飛びかけていて、そろそろイクんだなと悟った。
ならば。
1度腰を止めて、親指でクリトリスを強めに押した。
「ヒィィィィッ!」
涼子さんの体が跳ね上がった。次の瞬間、膣の激しい収縮。肉棒を締め上げ、吸い上げてくる。ブラックホールのように。
それで俺にも限界が訪れた。下腹部でじっとりした予感が発生し、それが一気に爆ぜた。
「ぬあぁぁぁっ!」
雄叫びを上げていた。全身がとんでもない快感に包まれる。それは脳天やつま先にも達した。
どくどくどくどくどく――。
欲望の白い体液が涼子さんの奥へ大量に飛び散っていく。やばいな、と少し残っていた理性で考えたが、止められるはずもなく。それどころか腰をグイッ、と押し込んでしまった。
その時、また快感が爆発した。
何だこれは! 立て続けに2回もイってしまった! こんなことは初めてだ。信じられない快感。やばいやばいやばい、気が狂う!
「ぐあっ、ぬおぉぉぉぉっ!」
頭にモヤがかかり、急速に意識が遠のいていった。
次の王様ゲームを夢見て
目を覚ました時、俺は布団に寝ていた。カーテンの隙間から朝日が差し込んでいた。
「俺、寝ちゃったのか……」
体を起こし、室内を見回す。誰もいなかった。昨晩のメチャクチャな夜は夢だったのかもしれない、と思ったがローテーブルの上に置き手紙があった。
『王様ゲーム、楽しかったね。またみんなで集まろうね 涼子』
その端正な文字を見ただけで、肉棒はムクムクと反応した。次の王様ゲームはもっとハードに、4人で乱交になることを期待して――。(おわり)
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